アフリカの生地・布とは?

アフリカ、特に西アフリカで一般的に流通しているの布地は、アフリカンワックスプリント(African Waxprints)、アフリカン・バティック(African Batik)、ダッチワックスプリント(Dutch Waxprints)と呼ばれています。これらは、アフリカの伝統的な織物とは違い、1800年代にアジア・西洋との文化・産業融合を果たして生み出されたアフリカ独自の布地です。

現地では、アンカラ(Ankara)、キテンゲ(Kitenge)、パーニュ(Pagne)、カンガ(Kanga)などの名で親しまれています(それぞれの意味は違いますがここでは割愛)。通常、12ヤード(約11メートル)と6ヤード(約5.5メートル)の規格で販売され、それぞれの国・地域に合わせたデザインや好まれる色で生産された布地が流通しています。


これらの生地は工業製品として生産され、『ろうけつ染め』と言う染色法を使って生産される生地や『ファンシーファブリック』と呼ばれる割りと最近になって生産されるようになったデジタルプリントによるカラフルで鮮やかな彩色が特徴の生地の2種類があります。

最近ではカジュアル・フォーマル問わずファッション用のアパレル資材としてだけでなく、アパレル小物や雑貨にもこれらの生地が採用されるようになっています。

その一例にピアス、ターバン、蝶ネクタイ、ネクタイ、シュシュ、ヘアバンド、ヘッドバンド、キャップ、ハット、ポーチ、バッグ、傘・かさ、日傘、キャップ、ハットなどのアクササリー・小物、さらには風呂敷、テーブルクロス、ソファカバー、クッションカバーなどの生活雑貨、また子供服、ワンピース、スカート、ドレス、トップス、アウター、腰巻さらにはジャケット、浴衣、靴などの服・衣類などへの採用が挙げられます。

 

アフリカだけでなくヨーロッパ等のアパレルブランドや雑貨メーカーなども製品に取り入れるようになってきていて、その利便性とデザインの多様性に注目が集まっています。

これらアフリカのプリント生地は、もともと言葉を必要としないコミュニケーション手段の一つとしてデザインされていた経緯を持っていて、慣例や儀式、普段の生活のなかで利用されたりすることもあり、こういった隠されたメッセージを持ち合わせた独創的なデザインは今も世界中のファッション界に多大な影響を与え続けています。

近年、日本に来日したことでも話題になったコンゴ共和国のファッション集団「サプール」も彼らのファッションに取り入れるなど、アフリカのプリント生地をアフリカの民族衣装やダンス衣装等以外で見かける機会が益々増えてきています。

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記事②:『アフリカの生地・布の歴史』を読む。

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